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建築費と外構費:資金計画における適切な予算配分

2025.12.29

 

💰建築費と外構費:資金計画における適切な予算配分

 

 

家づくりにおける資金計画では、

建築費(本体工事費)と外構費の予算配分を適切に行うことが、

最終的な予算オーバーを防ぐための重要な鍵となります。

 

一般的に、建築会社は本体工事に多くの予算を充てたいと考えるため、

外構工事の予算を少なめに見積もる傾向があります。

この外構予算の見積もりが甘すぎた結果、

お客様は「思い通りの外構工事が実現できない」、

あるいは

「不足した予算をカバーするために追加融資や貯金の切り崩し、

援助などに頼らざるを得なくなる」

という事態に陥る可能性が高まります。

 

そのため、資金計画においては、外構予算を正しく配分する知識が不可欠です。

 

 

<家の設計が外構予算に与える影響>

 

まず知っておいていただきたいのは、

外構工事費用は、

どのような家を建てるか(間取り、窓の位置や形状、外観デザインなど)によって予算配分が大きく変わるということです。

 

例えば、「ウッドデッキやタイルデッキ」は、

一般的には外構工事費として計上されます。

しかし、弊社の手掛ける住宅のように**「中庭」**を設ける設計の場合、

デッキは建物内部の空間と一体化するため、

建築工事費として予算計上されることが多くなります。

 

この時点で、建築予算と外構予算の配分が50万円から100万円ほど変わります。

 

さらに、一般的な住宅の場合、

周囲から丸見えになる場所に設置された

ウッドデッキやタイルデッキを心置きなく利用するためには、

同時に目隠し工事が必要となり、

外構予算をさらに100万円程度多く確保する必要があります。

 

 

<防犯性・プライバシーと外構予算>

 

  • 中庭のある家: 採光を家の中心から確保できるため、外周部に大きな窓を設ける必要が少なくなり、高い防犯性が担保されます。この結果、外構工事による特別な防犯対策の必要性がほとんどなくなります。

 

  • 一般的な家: 外周部の窓から採光を確保する場合、窓の形状や位置から間取りや家の中の様子が分かりやすくなります。快適な暮らしにはプライバシーの担保が欠かせないため、塀や目隠し、門、アプローチ、植栽などを施すことによって、防犯性やプライバシーの確保を図る必要があります。

 

 

この結果、中庭のある家とそうではない家とでは、

これらの工事に費やす予算が少なくとも100万円

使用する材料のグレードや耐久性によっては200万円ほど違ってくることになります。

 

資金計画では、これらの設計上の要素を踏まえた上で予算配分を行ってください。

適切な配分ができていれば、

外構業者様との打ち合わせもスムーズに進み、

お客様と業者様双方にとってストレスのない

素晴らしい家づくりを実現できるはずです。

 

 

<土地の条件が外構予算に与える影響>

 

もう一つ、外構予算を大きく左右するのが土地の条件です。隣地との関係性や、土地の広さなどが影響します。

 

  • 境界の基礎の有無: 購入した土地が隣地との間に既存の境界基礎(ブロックやフェンスの土台)がある場合は、その基礎の上に工事を進めることができます。しかし、境界の基礎がない土地を購入した場合、ブロックやフェンスを設置するための基礎工事から行わなくてはならず、その分費用が加算されます。

 

  • 土地の広さ: 必要以上に広い土地を購入してしまうと、建物の周囲の施工面積が大きくなり、境界線の距離も長くなります。結果として外構工事費は割高になります。特に「草抜きが嫌だから」と、可能な限りコンクリートを打設したいとお考えであれば、さらに費用は嵩むことになります。

 

 

 

ゆえに、土地を購入される際は、

将来の外構工事の負担も意識していただきたいと考えます。

また、間取りを検討する際にも、無駄な余白を作らず、

土地を有効に活用することを意識していただければ幸いです。

 

今回は、不必要な予算オーバーを未然に防ぐために、

資金計画における建築費と外構費の適切な配分についてお伝えいたしました。

 

 

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【年末のご挨拶】

 

本年も格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

皆様の新しい暮らしを支えるため、来年も社員一同、尽力してまいります。

どうぞ良いお年をお迎えください。

 

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