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「平屋は高くなる」は本当なのか?

2025.4.28

「平屋は高くなる」は本当なのか?

 

現在、「平屋」は空前のブームになっています。

生活空間がワンフロアで構成される平屋は、

家事動線がシンプルで暮らしやすいという点は、

以前からお伝えしている通りです。

でも、まだ多くの方が「平屋にすると高くなる」と思って、

選ぶのをためらっているのではないでしょうか。

 

 

まず高くなりそうなのが「家そのものの価格」。

そして、平屋を建てるとなると

それなりに広い土地がいりそうだから土地の価格も高くなりそう。

かつ敷地が広がる分、外構工事までも高くなりそう。

と、普通は思ってしまいますよね。

 

 

今回は、

そんなイメージから平屋を諦めかけそうになっている方に

「実際のところはどうなのか?」お伝えしていきたいと思います。

 

✔️平屋と2階建ての価格比較

 

同じ材料を使い同じような仕上げで

平屋と2階建てをそれぞれ建てるとしたら、

同じ面積で考えると坪あたり10万円前後価格は違ってきます。

35坪だと350万円ほど平屋が高くなるという感じですね。

 

しかし、実を言うと

この比較方法自体がそもそも間違っています。

同じ面積で比較するということが、です。

 

2階建てには階段が必要ですが、

平屋には階段が必要ないからです。

ゆえ、この場合の比較方法は

35坪から2坪(1•2階それぞれ1坪ずつ)を

差し引いた33坪で比較するのが正解です。

 

とはいえ、そうしたとしても

まだまだ価格は平屋の方が高いのが現実です。

 

それゆえ、ここから

2階建てから平屋にすることによって

必要じゃなくなるものについて考えていきたいと思います。

 

まず、議論したいのが「トイレ」。

2階建てでは1•2階両方にトイレが必要だと思います。

夜中にわざわざ階段を下りて1階までトイレに行くのは

だいぶ面倒臭いですからね。

 

それに対し平屋だと

トイレが1箇所でもいいのではないでしょうか。

もちろん、混雑しがちな家庭だと

2つ必要かもしれないんですけどね。

 

続いて議論したいのが「廊下」。

2階建ての場合、

階段を上り切ってからそれぞれの部屋に行くためには

確実に廊下が必要になるのに対し、

平屋にすれば廊下を無くそうと思えば、

ゼロにすることだって出来ますからね。

 

そして、この「トイレ」と「廊下」を無くしてもいいとしたら、

先程の面積からさらに2坪ほどマイナスすることが出来ます。

先程の続きで考えると31坪ということですね。

 

では、ここで一旦

価格の比較をしてみましょう。

 

仮に2階建ての坪あたりの価格を70万円、

平屋の坪あたりの価格を80万円としたら、

2階建て:70万円×35坪=2450万円

平屋:80万円×31坪=2480万円となり、

実はそう価格が変わらないということが

お分かりいただけたのではないでしょうか。

 

部屋の数も収納の数も部屋の広さも収納の広さも

全くさわっていないので、

ホントに無くても問題ないものだけを抽出したという感じですね。

 

というわけなので、「平屋は建築費が高くなる」は

一旦、頭の中から帳消しにしていただけたらと思います。

 

 

 

そんなわけで

弊社が出した結論としては、

「平屋だから高くなる」というのは

必ずしもイコールではないということです。

 

なので、平屋を建てたいと思っている方は

ぜひぜひ、そのまま平屋で突き進んでいただけたらと思います。

 

それでは、、、

 

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