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2025.6.23
家づくりとともに必要な「お金の視点」
今回は、これから家を建てる方にぜひ知っていただきたい
「お金の考え方」についてお話ししてみたいと思います。
✔️ 「貯金」はお金を守る手段ではあっても、増やす手段ではない
お金の使い方には、「消費」「浪費」「投資」「投機」「貯金」の5つの分類があります。
けれども、多くの方は「投資」や「投機」に触れることなく大人になります。
なぜなら、昔から「投資=危ないもの」と教えられて育ってきたからです。
「破産する」「お金を失う」などのネガティブな印象が根強く残っているためです。
その結果、お金を増やす手段として“貯金一択”になりがちなのですが、
ご存じの通り、今の時代、預金ではお金はほとんど増えません。
むしろ、インフレや手数料によって、実質的には目減りしていきます。
現在の金利では、100万円を1年間預けても利息はわずか100円程度。
一方で、時間外の引き出しには220円、振り込みには550円〜880円の手数料がかかることもあります。
また、物価が上がれば、それだけ現金の価値は下がっていきます。
ですから、将来の安心のためには「貯金」だけでなく、
“お金にも働いてもらう”という「投資」の考え方が欠かせません。
「つみたてNISA」という選択肢
投資といっても、決してギャンブルのようなものではありません。
私たちが家づくりと並行しておすすめしたいのが、国の制度である「つみたてNISA」を活用した長期の積立投資です。
✔️ では、どうすればその資金を捻出できるのか?
まずは、家にかけるお金を可能な限り抑えることです。
・建物本体
・土地の取得費用
・外構(庭など)にかかる費用
この3つのコストを工夫して抑えることが大切です。
次に、見直していただきたいのが「保険」と「預金」です。
住宅ローンには団体信用生命保険(団信)が付帯しており、
もしものときには住宅ローンがゼロになる仕組みです。
そのため、別途加入する高額な生命保険は必要なくなることもあります。
また、学資保険は実質的な増加が見込めず、
医療保険も日本では高額療養費制度があるため、そこまで手厚くなくても安心です。
こうした保険の見直しによっても、資金を「つみたてNISA」へ回すことが可能になります。
さらに、車の購入についても、アルファードやランドクルーザーのような
リセールバリューの高い車種を除けば、大きく価値が下がる資産です。
その費用を見直すことでも、将来に備えた資金を増やすことができます。
家と投資、両方を考える家づくりへ
マイホームは、日々の暮らしを豊かにするためのもの。
同時に、将来に不安のない生活を実現するために、
お金についての知識や選択肢を持っていただけたらと考えています。
私たちは、家を建てることだけでなく、
その後の生活がより安心で、楽しくなるような提案を大切にしています。
このブログが、皆さまの家づくりと、これからの暮らしを考える
ひとつのきっかけとなれば幸いです。
それでは、また。